コリドラスのイソジン浴について
飼育しているコリドラス・シュワルツィが病気になってしまいました。
カラムナリスかエロモナスかの判断はついていません。
幸い、写真の通り現在は回復中なので、
イソジン浴の効果が実際にあった一例として状況を報告しておきます。
○月1日
ある日、シュワルツィの左頬に1mm程度の穴があいていることを発見。
穴あき病か口腐れ病のどちらかを疑う。
ナマズ系は薬に弱いという話は有名なのであまり薬浴はさせたくない。
とりあえず半分ほど水替えをして様子を見ることに。
○月3日
数日経っても、症状は一向によくならない。
心なしか穴が大きくなってきているような気さえする。
とりあえず泳ぎ方に変なところはないし餌は食べているようなので
水槽の水を清潔に保ちつつ経過を観察することにした。
○月4日
穴の大きさが3mmほどになり、
穴から口の内部が観察できてしまうほどに(痛々しい)
ここで治療の決断をする。
ネットで色々と情報を集め、イソジン浴の存在を知る。
シュワルツィは体長が6センチほどあるので(体も大きい)
体力のある今こそやるべきだと判断。
○月5日
自分の行ったイソジン浴が必ずしも正しいかどうかはわからないが、
一応、成果があったので書き記す。
まずバケツに2リットルほど飼育水をうつす。
イソジン浴の時間は短いので(5分)、エアーやヒーターは使用しなかった。
イソジンの量については、諸説あるが、
1リットルにつき2~3滴とのことなので私は4適入れてみた。
バケツをよくかき混ぜてイソジンを万遍なく溶かす。
溶かし終わったらシュワルツィをバケツの中へ投入。
最初は落ち着いていたが3分を過ぎたあたりから激しく泳ぎ回った。
『ほんとにごめん。でも、治療のためなんだ』と心の中で何度も思う。
5分たったらバケツからすくいあげて、
水槽水と水道水がブレンドされたバケツにいれて様子を見る。
20分ほど観察して、とりあえず問題がなさそうだったので水槽に戻す。
穴が開いた箇所の付近が出血していた(イソジンの刺激のせい?)
水槽水が汚れないように、本日の給仕は行わず。
○月6日
シュワルツィは元気がなく、物陰に隠れて動かない。
なんとなく臆病になっている気がする。
治療の効果は、まだ実感できず。
○月10日
穴の再生が始まる。
この頃からよく泳ぎ回り、餌もちゃんと食べるように。
○月14日
穴が完璧に埋まるが、穴の面積が広すぎたからであろうか?
皮膚の再生が追い付いていない。
お肉が盛り上がってしまっている。
少し痛々しいが、とりあえずひと安心。
私の場合は、体が大きいシュワルツィであったこと、
病気の初期段階だったので魚の体力が衰えてなかったこと、
長期間の薬浴より短期間の薬浴のほうが、魚への負担が軽いかな?と思ったこと、
上記の理由から、イソジン浴に踏み切ってみました。
たまたま運がよく治っただけなのかもしれませんが、
とりあえず成功したみたいでよかったです。
病気への対抗手段のひとつとして、
イソジン浴の方法を覚えておいて損はないのかもしれません。
おまけ。
タイガーフィンサタン・プレコとアーマード・プレコ。
思ったより温和で相性がいいのかも。