正しい気温の測り方
連日、テレビの天気予報では、悪夢用のような気温が予測され、
街中では『暑い』という言葉を聞かない日はない国、ニッポン。
自分は小学生の頃だった20年前は、
夏の平均気温は28℃くらいで、
30℃を超えると『今日は特別暑いなあ』ってな感じだったのに。
今はもう、30℃は涼しい、33℃は普通、36℃を超えると暑いって感じですよ。
ところで、この温度についてですが、
どうやって公的な気温を測るか、その方法を知っていますか?
みんな意外と正しい計測の仕方を知らなかったりするのです。
正しい温度の測り方について気象庁のホームページでは、
気温の測り方について次のように解説しています。
問:気温はどこで、どのように計測しているのですか?
答:気温の観測は、風通しや日当たりの良い場所で、
電気式温度計を用いて、芝生の上1.5mの位置で観測しています。
また、電気式温度計は、直射日光に当たらないように、
通風筒の中に格納しています。
通風筒上部に電動のファンがあり、筒の下から常に外気を取り入れて、
気温を計測しています。
つまり、ざっくり言うとですね。
天気予報で公表してる公的な温度っていうのは、
風通しの良い、芝生の上で計測して、あの温度ってことなんですわ・・・。
風通しの悪い、コンクリートに覆われた場所では、あんなもんじゃないよ、と。
天気予報の温度は、その場所場所の体感温度とはまったくの別物なので、
あくまで目安として考えたほうがいいんですよね。
一番いいのは、自分の住んでいる町の計測器の環境を一度調べておくことですね。
計測器の状態が把握できれば、
『あの場所であの温度なら・・・』ってなんとなくイメージできますから。
熱がこもる場所にいくときは、天気予報の温度が低くてもしっかりと対策していく。
水分・タオル・着替えに日陰で休憩できる場所の有無をしっかり確認。
自分の身は自分で守ることが、大切です。